子供の成長は一長一短。親の思うとおりにはなかなかいかないものです。
しつけするにも、なかなか言うことを聞いてもらえないので、悩んでいるという方もいるのではないでしょうか。まさに私のところがそうです。
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プラレールがしつけに役立った事例
うちでは息子がプラレール大好きで、プラレールをうまく活用することで、しつけに役だっていることがしばしばあります。
歯磨き編
子どもって歯磨き嫌がりませんか?
うちの息子も歯磨き大嫌いで、2歳までは足で体を押さえつけて、無理やり歯磨きしていました。ギャーギャー泣き叫ぶので大変でしたね…。
3歳になってからは、「虫歯になるよ!虫歯になったら痛いよ!」と言い聞かせるとわかるようになってきたので、何とか歯磨きさせてくれますが、嫌がってすぐに顔をそむけたり、歯ブラシを噛んで邪魔をします。
抵抗する息子相手では時間がかかるし、こちらも体力消耗するので、ずっと歯磨きが苦痛でした。
何とか大人しく口を開けてほしくて苦しまぎれに出た言葉が、意外と役立っています。
ここから、うちで効果的だった歯磨き法をご紹介します。
私「…ガタンゴトン〜、次は〜上の前歯駅、上の前歯駅…(お願い、口開けて〜)」
息子「えっ何?上の丸駅?」
実際、身近な沿線に「〜上の丸駅」という駅があり、最近お父さんとその駅まで出かけた息子がそう聞き間違えたのです。
私「(おっ?食いついた?)そうそう、上の丸左奥歯駅〜、次は何駅ですか〜?」
息子「う〜ん、〇台駅!(うちの最寄り駅)」
私「次は〇台駅、〇台駅〜、ガタンゴトン〜♪(やったー、口開けてくれたよ〜)」
息子「あっ!鉄橋を通過します!ガタンゴトンッ!ガタンゴトンッ!」
私「(おっ!乗ってきた!)は〜い、鉄橋を通過しました〜、次は〜下の丸右奥歯駅〜、ガタンゴトン〜…」
といった具合に、歯をレールに見立てて電車ごっこをするような感じで歯磨きをしていると、息子も乗ってきて、抵抗なく歯磨きに協力してくれました。本人は遊んでいるつもりです。
この歯磨き遊びを発見してから、歯磨きで抵抗しなくなりました。
とは言っても歯磨きは好きではないので、始める時はしぶしぶです。
最初は駅名アナウンスから始まり、さらに「次は鉄橋?踏切?」などと聞いているうちに楽しくなってくるようです。
そのうち、自分から「ガタンゴトンッ!(鉄橋を通過する音)」「カーン、カーン、カーン(踏切の音)」と効果音を出してくれます。ちょっと磨きにくいですが…。
一度電車ごっこするのを忘れて普通に歯磨きしてしまった時、息子が「電車して〜!」と言ってきて、もう一度歯磨きさせられたほどです。
もし電車大好き!歯磨き大嫌い!な、うちの息子のようなお子様がいらっしゃる方は、ぜひ試してみてくださいね。
始める前、ちょっとテンションを上げねばなりませんが…。子どもとのコミュニケーションだと思って毎日頑張っています。
お手伝い編
お手伝い…と呼べるのかわかりませんが、お父さんのプラレールのレイアウト作りを手伝えるようになってきました。
ちょっと前まではお父さんに「ブロック橋脚取ってきて」と言われてもすぐ取ってこなかったり、言われていることを理解するまでに時間がかかって、全然役に立っていなかった息子。
最近「はい!」と素直に返事して、さっと動いて、お父さんに言われた通りできるようになってきました。
素直に言うことを聞く。言われたことをきちんとこなす。社会への第一歩です。
息子も3歳半。そろそろ社会に出る準備を始めねば、ということで・・・。
ついに、主人は全く手を動かさず、息子に指示だけして、レイアウトを完成させることができました。
そのレイアウトがこちら。
参考:3歳半の息子が作った複雑で巨大なレイアウト
私は途中少ししか様子を見ていなかったので、完成した物を見た時は驚きました。結構複雑で大きいレイアウトです。
ただ指示された通りに組むだけです。誰でもできることなのかもしれません。
それでも息子にとっては初めて、お父さんの指示に従って、自分の手で完成させたレイアウトです。
自分の考えや、こだわりの強い息子が、指示されたことをやり通したことに、私は成長を感じて嬉しくなりました。
さらに私に似て飽きっぽかったり、すぐ「疲れた〜お母さんやって」と人に頼っていた息子だったので、最後までやり遂げたことにも関心しました。
好きこそ物の上手なれ。
プラレール大好きだからできたのでしょう。
この経験が他にも生かされればいいのですが…ね。
トイレトレーニング編
こちらはまだ成功できていませんが、手応えを感じているのでご紹介します。
息子は3歳半になるのに、いまだに家ではオムツで過ごしています。
保育園ではトイレでできているのに、家に帰った途端「紙パンツにする」と自分から履き替えてしまいます。
いくら言っても聞く耳持たなかったので、半分諦めかけていたところ…
そうだ、プラレール様のお力を借りよう!とひらめいた作戦がこちら。
「トイレでおしっこできたら、お父さんが買ってきたプラレール製品開けてもらえるよ。う◯ちできたら…なんと!プラレールの電車開けてもらえるよ!」
という感じの、あるあるなキャンペーンを始めました。
いやいや、こんな単純な作戦、さすがに子どもでも…
「ぼく、トイレでおしっこする!う◯ちもする!(やる気満々ー!)」
あらら、こんなんで良かったの?と拍子抜けするほど、いとも簡単にトイレでおしっこしてくれるようになりました。
ただ、う◯ちが難関です。
キャンペーンを発表した日の夜「早くトイレでう◯ちしたい!」と言う息子。
「出そうなん?」
と、私が聞くも・・・。
息子「出ない…」
私「じゃ、明日の朝、出そうになったらトイレ行こうね」
息子「ぼく早くトイレでう◯ちしたいよ〜(泣)」
はぁ〜…。どれだけプラレール好きなんでしょう。。どれだけ電車好きなんでしょう。。
まぁ、トイレでしたい!という気持ちになっただけでも良しとしましょうか。
ちなみに次の日の朝。今日はトイレでできるのかなぁと、ちょっと期待していたのですが…。紙パンツにしてしまったようです、息子氏。
慣れ親しんだ習慣はそんなに簡単には変えられないのでしょう。
「それじゃ、次はトイレでしようね」となだめる私に「なんでトイレでできなかったの!なんでできなかったのよ〜!」と、めっちゃ怒ってきました…。
出そうになったら声かけてください。。かあちゃん、君のう◯ち出るタイミングわかりませんよ。いや、ピッタリ張って観察してたらたぶんわかるのよね。。でも朝はバタバタしてるのよ〜。
明日はできるかな…。私も余裕を持って、息子のう◯ち出そうサインを見逃さぬよう、ピッタリマークしていこうと思います…。
かあちゃんって大変だぁ。。世のお母様方、毎日ご苦労様です。今日も頑張っていきましょう!
さいごに
トイレトレーニング、その後ちゃんとできました!プラレールの威力おそるべし。
一度自分でできたら心地良かったのか、その後もちゃんとトイレでしてくれるようになりました。
あんなに苦労してた日々は一体なんだったのか・・・。
プラレールに限らず、子供の好きなことを絡めながら、親のして欲しいことに誘導するというのは、案外いい方法なのかもしれませんね。
今回の件は、親も学ぶことがたくさんありました。